寺院内装
伝統の技と豊富な経験を活かし、寺院ご本堂の金紙張りなどの内装・修復工事を承っております。
歴史のある壁画や天井などの修理には時間もかかり慎重な作業が要求されます。
日本の文化を守る陰役者として作業をしてまいります。
作業の様子
1.下地処理
5.5㎜シナ合板の場合、ビスによるササクレを取り除き、ベニヤの段差はパテ処理します。特に金紙の施工の際は小さな粒が残っているとすべて表に出てきますので徹底して処理を行います。
2.下張り(1回目)
【袋張り】という技法で下張りを掛けていきます。金紙張りはこの技法を用いて下張りを行い、下地から浮かす事によって水を打ったような金紙の面が出来上がります。

3.下張り(2回目)
1回目より上質な和紙を用いて喰裂きをし、下張りを掛けていきます。

4.墨出し
機械を使って水平、垂直ラインを出し、割り付けていきます。

5.上張り
施工面に一度紙を当てて型を取り、裏面に糊を付けて上張りしていきます。


6.押し縁
金紙の乾燥後、施工面の四隅に黒塗りの四分一をビス止めしていきます。



7点検
8.完成
